電子の猫の通信

空城が空にぽっかり浮かんでて猫と一緒に住む人在るか

はじまりの詩(序)

初めまして。〈電子の猫の通信〉という名前のブログを始めたkokoと申す者です。よろしくお願いいたします。


私はあと2年で40歳になります。1980年に生まれました。15歳の時に阪神大震災を体験して、その直後に起きた地下鉄サリン事件に始まるこの国の狂騒をテレビに噛り付いて見ていました。


その頃の私はといえば目指すべき目的地(将来の夢というやつです)も見つからず、自身が何処を歩いているかを教えてくれる地図とコンパスも持っておらず、人生と呼ばれる『何か』に怯えながらただただ毎日を過ごしていたように思います。


そんな当時の私の心が渇望していたものは言葉でした。それも地下の鉱脈を流れている水のような言葉。つまり表現(culture)の言葉によって私は支えられていたのです。


私の書く言葉が読んでくれた方の心を少しでも(当時の私が触れていたものの0.1%でも)元気にする力になれたらと思います。


と……ここまで意気込みを書いてきたのですが、あんまり気負ってもしんどくなったら続けられないと思うので、日々の感じたことをそれこそ楽しんで描く落書きのようなつもりで書いていくことにします。


よろしくお願いいたします