電子の猫の通信

空城が空にぽっかり浮かんでて猫と一緒に住む人在るか

遠くに在って

私の感覚ですが現在の世界は動乱期に入っていると思います。その動乱は世界中全ての人間を巻き込んでいて、私たちの国にとってもひょっとしたらそれは幕末以上のものかもしれません。私たちの国は戦後続けてきたリベラルをさらに発展させて平和を守り、そして私たちは生活をしていく必要があると考えます。


私たちの国は明治になって近代国家として出発することを余儀無くされました。資本主義国にならなければ、幕末に諸列強国と結ばされた不平等条約を撤廃することができなかったからです。      


そのために今まで存在しなかった概念を導入していきました。その一つに《国籍》があります。


国籍とは広辞苑によると【一定の国家の所属員たる資格】とあります。昨今話題になったプロテニス選手の『彼女は日本とアメリカのどちらに所属するのだろうか』問題も国籍という概念から生じるものです。


さて私たちの国の法律では、自分自身の意思で外国の国籍を取得したら自身の所属国(日本)の国籍は手放さないといけないのだそうです。


でもそれって何か私の中で腑に落ちない感じがします。


何故かと言えば自身の所属する国(日本)を憂う心配する想いって所属する国(日本)に住んでいる時はあまり気にしていないと思うんです。


でもそういう想いって一度外に出て国内では触れられない様々な情報を見聞きする。そこから感じたこの国の持つ現状の良い点悪い点について考える。そしてその内容を自分自身の言葉で伝えることができる。そうした時に初めてリアルに感じてくるものだと思うからです。


今回は私たちの国が、外国で生活して日本を心配する/しない人に多重国籍を認めていない現状について書かせて頂きました。